ニュース:RX100で撮られた写真がナショジオ『2015 Traveler Photo Contest』に選出

National Geographicの主催するトラベラーズフォトコンテストで受賞した作品に、RX100で撮影されたものが選出されたようです。素晴らしい!

※最初にお断りしておきますと、当ブログの性質上、その作品の引用はいたしません。興味のある方はリンク先へ見に行ってみて下さいね。RX100作品に限らず、ものすごい写真ばかりです。

メキシコをベースに活動しているAnuar Patjaneさんが応募した作品、素晴らしいです。英語圏のRX100ファン界隈で「これRX100で撮ったんだってよ!」って話題になっておりました。

「あっ」って思った時にサッと取り出してスパっと撮れるRX100の面目躍如ですね。ごつい一眼レフも良いんですが、あっと思った時にカメラが出ていないと、リュックを降ろしてレンズ付けて三脚をセットして……と1,2分は掛かってしまいます。RX100なら1秒以下ですよ。どちらも必然的に撮るもの(狙うもの)が違ってきます。

ナショジオのサイトに、Anuar Patjaneさんの他の作品も多数掲載されています。EXIFを見てみると、RX100でかなり撮ってらっしゃいますね。ネイチャーの分野なのにモノクロが多いのも特徴。

これね、大きなセンサーのカメラと比べるとどうしてもダイナミックレンジの面でだけ不利なので、ハイコントラストで一部飛んだり潰れたりしていても気にならない表現は? って考えてこういうハードなモノクロにたどり着いたんじゃないかなと勝手に想像するのであります。私もRX100はコントラストが高い被写体に当たった時はモノクロにしちゃいますからね。

そうすることで、他のNikon Dfだの5D MarkIIIだのと並べても「ええ~画質ショボいやん」って思われない写真が撮れるんです。カメラの画質はカメラの容積で決まってしまうのがほとんどの中でこんな容積の小さいカメラが勝っているというのは、やっぱりそれなりの使いこなしがきちんとあってのことなのだなと感心しました。

それにしても、こういうネイチャーでコンテストに応募されているような写真を見ると、ものすごい写真を撮るにはものすごい風景があるところへ行かなくちゃなんないんだな、と痛感させられます。風景写真はまず場所! 次に時間! 最後に写真の技術ですからね。言い換えると根性! 運! 最後にちょっとスキル。

 

最後に、Patjaneさんのすごいネイチャー作品と比べるとめちゃくちゃ日常的で恐縮なんですが、便宜上写真を貼らないとWordPressのテーマ上アレなので一枚だけ貼り付けておきます。

20160218-_DSC9392

 

駅のホームから写真を撮る際は、ホームの屋根の暗い部分と隙間から見える空の両方がギリギリ潰れず飛ばず写るところを狙います。コントラストが高い被写体っていうのはこういうことですね。つまり暗いところと明るいところが極端にかけ離れているもの。

センサーが大きいと、この程度の輝度差なら余裕でダイナミックレンジの中に収まるので、ちょっと露出をずらしても潰れず飛ばず撮れるのですが、センサーが小さいカメラはそこが難しいところです。諦めなきゃならないシチュエーションも出てきますが、まあどんなカメラにも必ず限界がありますし、得手不得手がありますから同じことですよ。

良いところを活かしていきましょう。

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