スポーツにおける写真が果たす役割

幼少期に何らかのスポーツやピアノなどの習い事をしていた人は、頑張っている姿を指導者や親に写真を撮ってもらった経験が少なからずあると思います。

携帯・スマホが無かった時代は撮った写真を現像してもらい見返すと「自分は周りからこんな風に見えてるんだ」とか「あの瞬間こんな動きをしていたのか」と気付くことがありましたよね。 

スマホなどのデバイスによって撮影したものをすぐに見返せる時代になった今、スポーツの練習に写真を活用しているチームとそうでないチームで練習効率・競技力向上に大きな差が生じてきていることはご存じでしたか。

今回はスポーツにおける写真・画像が果たす役割について説明していきたいと思います。

 

誰もが指導しやすい環境になった

プロスポーツのような専門集団なら話は変わりますが、かつてのアマチュアスポーツは情報源が限られていました。指導者側にとっての情報源は、選手の動きをその場で見て、記憶する以外に手段がなかったからです。

時間が経ってから振り返りたいと思っても、やはり記憶に頼るほかありませんでした。比較をしたくても、記憶という曖昧なものに頼らなければならず、実質不可能だったのす。

また、指導者がインプットした情報を選手に伝える有効な手段は、ことばや身振り手振り以外にありませんでした。日常生活でも言葉やジェスチャーだけで全てを伝えるのって難しいですよね。

動きなどを実演できる特別な技能をもった指導者で自身の動きで見せられれば良いですが、そういった指導者・環境に恵まれたチームとそうでないチームとでは格差が生じても仕方がなかったのです。

しかし、現代ではたとえ競技経験者ではなくても、動きを撮影した写真をスポーツベット選手に見せるだけでも、選手自身にとって貴重な情報源となり、画像を見れば自分で気付くこともあります。

指導者に「あーでもない、こーでもない」と言われるより遥かにモチベーションも上がることでしょう。このように、特別な知識がなくても、写真を活用して誰もが頼れる指導者になれる環境が作りやすくなったと言えます。

 

自主練習・個人練習の幅が増えた

特別な技能をもつ指導者がいなくても、練習をきちんとすることができれば、個人練習の幅がグーンと広がります。

現代は連続写真を撮影できるスマホで写真をコマ送りにできるアプリも簡単に手に入る時代です。チームメートと撮影しあったりして、写真を活用した密度の濃い練習も可能です。

指導者に指摘されながらやる練習よりも自分で分析し、気付き、考える練習の方が効率がいいですし、何より楽しめるのではないでしょうか。

 

オンライン(遠隔地)でのレッスンが可能になった

今は「指導者との出会いに恵まれるかどうかは運次第」という時代ではありません。SNSなどを通してレッスンを受けられるのです。

方法は簡単で、トップアスリートを指導しているような人たちの多くが運営しているオンラインサロンに入会するだけです。

そのあとは、練習で撮影した写真や動画をオンラインサロン上に投稿することでフォームチェックなどをしてもらうことができるのです。

オンラインレッスンは、教える側と教わる側のスケジュールを合わせる必要がないのも特徴の1つ。だからこそ日本中どこにいても、時差がある海外在住でもレッスンが可能なわけです。

 

写真がスポーツの世界を変えた

有名な実業家:堀江貴文さんが現代をインターネットとスマホによる「情報の民主化」と表現していました。

スポーツにおいて写真の果たす役割は、まさにスポーツの世界での情報の民主化への貢献なのです。

ここでの情報の民主化とは、かつて存在した地域や環境による格差を解消し、より楽しく、手軽に競技力向上を図れるようになったこと同義と捉えます。

今後も全ての競技スポーツに携わる人々にとって頼りになるツールであり続けることでしょう。