カメラの高さは?

こんにちは。2014年も7月のほぼ前半が終わりまして、ただいま猛烈に暑くなってきています。エアコンを切っているとPCの健康が気になるところであります。

さて、今日はカメラの高さについて簡単にお話しましょう。

RX100で写真を撮る時って、だいたい顔の前にカメラを構えていますよね。そりゃ液晶がRX100の背面にあるんだからだいたいそうなるでしょう。

液晶がパカっと上を向くII型や、ファインダーの付いているIII型に関してはその限りでないかもしれませんが、まぁ大体皆さん特に制約がなければ顔の前に構えられる事でしょう。

 

しかし時にはもっと高いところや低いところでカメラを構えてみると、世界が違って見えたりして楽しいかもしれませんよ、というのが今日の話題です。

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上記2枚の写真、ほとんど同じですが一部だけ明らかに違うところがありますよね。そうです下の方の草の映り込み具合です。

カメラを大体顔の高さで構えて普通~に撮ったのが上の写真。

下の写真は、カメラをひくーく、地面にすれすれになるくらいまで下げて撮っています。手前の草がちらっと写り込んでいるでしょ。

カメラの高さを変えるのは写真の表現にとってすごく大切な要素です。人間を撮る際もかなり重要になってくるので、そのあたりはまた別の機会にやりましょう。

少なくともカメラの高さを変えるだけで、遠くの大きな風景を相手に撮る際もぜんぜん違ってくるんだよ、というのを覚えておいて損はないですよ。

これね、テレビにたまにうつる記者会見やなんかで、報道陣側が映るとよく目にするんですが、後ろの方のカメラマンが脚立に乗っていたりするでしょ。あれは単に自分の前でカメラを構えているおっさんの頭を撮りたくないという理由からなんですが、カメラを低く構えるのはちょうどその逆です。手前にあるものを写したい時ですな。

 

もう1つ。

カメラの上下位置を気にする理由はもう一つあります。

それは、建物なんかを撮る際に垂直を維持したい時です。

建物に限らず実は人間もそうなんですが、いちおう何かを撮る際にベーシックとなる考え方があるんです、カメラを置く位置には。
その辺り、絵を描く人たちにはお馴染みのパース(パースペクティブ)という考え方がありまして、それはそれでそのうちやりますが、内容的にはわざわざRX100でじっくりやるような事かしら? という気がしないでもなかったりするので要望があればね。

要はこんな感じです。

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上の写真はカメラを顔の高さに構えて撮った時。普通に撮るとこんな感じですよね。下すぼまりな感じになっています。
下の写真は、窓の上下のちょうど半分の位置にカメラが来るように、中腰で構えて撮ったものです。窓枠の垂線がいちおうきっちり垂直になっているでしょ。

建築写真を撮る時なんかはこれをガチガチにコントロールします。それはそれで楽しいですよ。

というわけでまた!

 

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