RX100とは

Sony製のコンパクトデジカメ、DSC-RX100。このブログのテーマであります。

 

RX100ってどんなカメラ?

一体どういうカメラかといいますと、Sonyが1型(対角線1インチ)サイズのセンサーを超小型のボディーに収納し、なおかつ35mm判換算で28-100mmのCarl Zeiss Vario Sonnar T*レンズを搭載した、高級コンパクトデジカメです。

2014年7月現在、すでにRX100M3という3型まで発売されていますが、値段がこなれた初代もいまだに販売継続中。4万円弱の、私からすれば超バーゲンプライスです。

このブログでは、そのうちM2やM3に乗り換えるかもしれませんが、まだまだ初期型で撮って行く所存です。

EOS 5D, Carl Zeiss Makro-Planar T* 2.8/60

↑この写真はEOS 5Dで撮っています。RX100でブツ撮りも楽しそうですが、2台ないと撮れないですからね。

 

RX100最大の魅力

RX100の最大の魅力を一言で述べるとするならば、

「このサイズのコンデジでこの画質は凄い!」

以外にありません。
そりゃフルサイズの一眼レフや中盤デジタルにはノイズ耐性やダイナミックレンジで適うわけがありません。
ハンドリングだって、ボディーが小さいんだから良いわけがありません。小さいボディーに比較的大きなセンサーを詰め込んだのに意味があるんですからね。小さすぎてグリップしにくい? だったら一眼レフを使えばいいじゃない、てなもんです。

カメラ屋さんなんかで実際に手にとってもらえると、「このサイズで……」と驚かれる筈です。

 

 

画質が良い、と一言で書くと漠然としているように感じられるかもしれませんが、「シャープで、色乗りが良くて、クリアな画質」と表現するともうちょっと伝わりやすいかもしれません。

 

何を撮るのに向いている?

RX100というカメラ、レンズが28-100mm(35mm判換算)と、そこそこ広角からちょびっと望遠まで対応していますので、基本的に何を撮るのにも困りません

200mmや300mmの超望遠域が欲しいという方もいらっしゃいますが、そこはまぁ、諦めた方が賢明です。

コンデジサイズでズーム域の広いレンズっていうのは、必ず画質が悪いですから、わたし個人としてはむしろ、ズームを標準域にとどめてくれた開発陣の良心に感謝したいくらいです。むしろRX1Rのように単焦点のRX100が欲しいくらいです。35mm版換算で28mm F1.8くらいの固定焦点RX100、出るわけがないですが出たら即座に買うだろうなあ。

もうね、RX100に超望遠を求めるような人は、例えるなら「この車、安くてむちゃくちゃ速いぜ!」っていうスポーツカーに対して「えー狭いし家族6人乗れないし」みたいな事を言っているのと同じなんです。それ完全に間違っていますよね。スポーツカーにとっては速い事が絶対的な条件で、人がたくさん乗れるだのなんだの、そんな要素は後回しで良んです。こち亀の6人乗りフェラーリじゃないんだから。

それと同じで、RX100の魅力は「「このサイズのコンデジでこの画質は凄い!」ですから、他の小さな事、例えば特定の何かが撮りにくいとか何とか、そんなのはどうでも良いんじゃないかな、って気がしますが、RX100って凄いんですよ。大体なんでも撮れます。しかも高い水準で。

 

 

RX100の弱点は2つだけありまして、ひとつは「レンズの撮影最短距離が長いこと」と、それからセンサーが小さかったりレンズがちょっと暗かったりするので、「被写界深度の浅い写真があんまり撮れないこと」です。前者はつまり、被写体にカメラを近づけてマクロ的に撮るというのが非常に苦手って事ですね。これを回避するには、レンズの先端にフィルター枠をくっつける純正オプションを使用して、クローズアップフィルターを使うしかありません。

しかしその辺りは、便利さ優先で画質がダメなコンデジや、明らかに上のクラスの一眼レフと比べての事ですから、RX100に言われても困ります、ってなもんです。だいたい何を撮るにも困らない、という表現でOKだと思っていますよ。

 

 

懐の深いカメラ

RX100を使う上で一番大事なのは、前述の通り「小さくて写りが凄い!」というアドバンテージをどう最大限に活かすか、またカメラが吐き出してくれる素晴らしいデータをどう活かし切るかです。

ボディーの小さなコンデジとして考えれば、小さくて軽くて一応ちゃんと写ってくれれば記録としてOKなのでしょうが、せっかく画質も良いRX100ですから、後処理でもなんでもして、その画質を最大限に楽しみたいと思うのが機械好きの男としては普通と思います。

ただ、RX100が凄いのは、カメラ任せの完全オートで、JPG撮って出しの画質でも十分にきれいというところ。
カメラ愛好家と名乗る人たちの中にも、高級な一眼レフを使っておきながら撮ってそのまま終わり、で何もしないという方が結構いらっしゃいますが(その辺りはデジタルものとの親和性によるのでしょうが)、RX100のように懐の深いカメラを使うのだったら、後処理も含めて楽しんでもらいたいなというのが私の気持ちです。

撮って出しでも画質が良い、じっくり後処理をしてもそれに耐えるだけのポテンシャルがある。RX100は非常に懐の深いカメラです

↑こういうお遊びモードも付いていますしね。イラストモード(強)です。

わたくし、RX100を買う前から様々なレビューを見ては画質については凄いなこれ、と思っておりましたが、このイラストモードのクレイジーさが決め手になって購入に至りました。今でもたまに遊びで使っています。楽しいですよ。

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