画角のはなし

はい! 今日は画角の話です。アングルオブビューでございます。

1.写真の面積に対する被写体のサイズを変えないで

2.ズームレンズで広角端、望遠端で撮ると

という条件を満たして2枚撮ると、こういう形になりますドン。

 

20140411-_DSC0492 20140411-_DSC0493

20140719-_DSC4821 20140719-_DSC4823

20140820-_DSC6579 20140820-_DSC6580

 

カメラなんてのは、絞り、シャッタースピード、感度に画角、この4要素がわかっていればどのカメラでも撮れます。

画角っていうのは、焦点距離がなんmmってありますよね。RX100でいうとf=10.4-37.1mmとカタログスペックにあります。これは35mm判換算で28-105mmのレンズと同じ角度で写ります。

広角って、広い角度で写るから広角ですよね。逆は望遠は狭い角度で写るから結果として望遠ってことになります。

その写る角度を指して「画角」と呼ぶんですな。だから画角=焦点距離と思ってほぼ間違いないです。もちろん焦点距離が同じだとしても、センサーやフィルムのサイズが違っちゃうと写る角度も変わってくるので、焦点距離が同じであっても画角が変わってくる可能性というのはあります。そのあたりを覚えておけば大丈夫でしょう。

 

で、上記の3例は、同じRX100のレンズの望遠側と広角側でそれぞれ同じ被写体を(大体)同じサイズに写したものです。これだけでずいぶん表現が違いますよね。

最近写真教室をやっているので、どれくらい出来たら中級でどれくらい出来たら上級、と一応わたしの頭のなかで生徒さんを区分して、上級にステップアップしてもらうにはこれをやると良いかな、という風にカリキュラムを組んでおるのですが、この画角のコントロールというのが意外と難しいんです。

ですので色んなシチュエーションで自分がイメージした通りの写真にする為に、絞りのコントロールと一緒に画角も上手い事使いこなせれば上級といっても差し支えないんではないかと思います。ブツを撮る時も人間を撮る時も、この画角での表現を盛り込みつつ「どういう風に写そうかな」って考えるのがプロっぽい感じのする写真を撮る為に大事です。

ほら大体が「狭くて後ろにもう引けないから広角」「遠くのものを大きく撮りたいから望遠」ってなりますよね。

でもそれじゃ画角の機能の半分しか使っていないんですよ。なんてもったいない!

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