西武線と芝公園とRX100

タイトルにはまったく意味がありません。いやね、うちが西武池袋線沿線なもので、単純に家から出て電車に乗れば必ず西武線に乗るわけです。

そうすると自然と西武線の車両や駅の写真が増えて行っちゃうんですよね。最初は物珍しかった黄色い電車も、今ではすっかり見慣れてしまいました。

芝公園へ行ったのは11月22日、良い夫婦の日に仕事が2本入っておりまして、その合間に休憩がてら芝公園でぐったり……出来ずに歩きまわってスナップしてしまった際のもの。そういえば公園そのものは単に広いだけの写真になってしまうので撮りませんね。

風景なんかを撮りなれないうちは、何もない広いだけのスペースを撮ってみて「なんも写ってないやん」って思うことがよくありました。ただの地面、ただの芝生を撮っても、写真としては成立しづらいんですよね。よっぽど上手い人はなんとかするんでしょうが、思いっきり単調な平面をまっすぐ捉えるか、もしくは平面の中に一つだけ違う箇所があって、それがまた良い場所に写っていてアクセントになる、っていうパターンのどちらかでないと写真としてはまず成立しないんではないかなと思います。目を惹くテーマがあれば見る人も落ち着きますよね。

というか昔々に何かの本で読んだんですが、世界中でアイコンとして広く認知されているものって、ものすごく小さな死角の中に描かれたとしても一発で分かるものなんですってよ。ミッキーマウスとかマイケル・ジャクソンとか。そういうアイコニックなものって、アイコニックだから広く認知されているのか、広く認知されているからアイコニックなのかは分かりませんが、写真も同じことがいえるんです。60*60ピクセルくらいのサムネイルサイズであっても「おっ、なんか良さそうじゃん」って期待できる写真が良い写真ですな。

 

ということは、あまりに微細な違いの写真をやっていると、大きな状態で見てもらえれば「ほ~なるほど」って分かってもらえる可能性も増すかもしれませんが、まず最初の最初に「おっ?」って思われる機会に乏しいんですよね。

ですから、すべての写真を極端にカラフルにしたりとかってする必要はないと思うのですが、どうすれば小さな状態でも人の目を惹きつけるものになるのか? って考えるのは大事ですよ。

もちろん夜中の誰もいないグラウンドで100mを8秒フラットで走っている人が世の中にいるかもしれないのと同じで、純粋芸術として「誰の目も引かない、誰にも気付かれなくてもいいんだ」つってものすごい写真を撮っている人もいるのかもしれません。それはそれで個人の自由なので無理強いする事はないですが、大体世の中で絵作りが上手い人っていうのは、小さな状態でも良い感じの、または良さそうな感じの絵を作るのが上手い人なのは確かです。キャッチーといっても良いかもしれませんね。

と自分でハードルを上げておいて写真です!

 

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