久々のRX10写真

動画用のカメラとして持ち出すことの多いRX10ですが、そのついでにスチルをぱちぱちと撮る事もあります。

品の良い画質に、高感度特性が良かったりボディーの設計が良くて持っていて気持ちが良かったりと美点の多いカメラであります。すべての局面において頑張ってくれる頼もしい奴。

 

来年は動画を録ることが公私に渡って増えそうなので、RX10M2でも買い足すかなぁなんて考えておりますんですよ。プロモーションビデオ的な、画質優先のものを撮る際のスローモーション用カメラとして期待しております。ちょっとメーカーサイトから仕様表を一部お借りしましょう。

 

HFR(ハイフレームレート) <記録>XAVC S HD:60p 50M(1,920×1,080/240fps)、60p 50M(1,920×1,080/480fps)、60p 50M(1,920×1,080/960fps) / 30p 50M(1,920×1,080/240fps)、30p 50M(1,920×1,080/480fps)、30p 50M(1,920×1,080/960fps) / 24p 50M(1,920×1,080/240fps)、24p 50M(1,920×1,080/480fps)、24p 50M(1,920×1,080/960fps)
<センサー読み出し有効画素数>画質優先:240fps(1,824×1,026),480fps(1,676×566),960fps(1,136×384)/撮影時間優先:240fps(1,676×566),480fps(1,136×384),960fps(800×270)

RX100M4と同世代のRX10M2、ハイフレームレート撮影が可能なんですが、240FPSからしてもう実際の撮影は1824*1026をアップコンするんですな。

私の方で想定している撮影はフルHDなので、240FPSで1920*1080のフルHDがそのまま撮影できると最高なんですが、まーその辺りは仕方がないかなという気もいたします。

Youtubeにその辺りアップされている方がいらっしゃいました。非常に分かりやすくて助かります。

やっぱりノーマルと比べると、フレームレートが上がれば上がるほど「切り出してるなぁ」という感じ。240FPSならギリギリ見ている人も騙されてくれるといいますか、「あっ画質が下がった」なんてことを気にしないで見てもらえるかなという気がします。映画なんかだと、よくIMAXの上映なんだけど一部のシーンでIMAX未満の解像度が混じっていたりなんていうことをよく聞きますが、まあ映画くらい最初から解像度にも解像感にも余裕がある環境ならバレないでしょうね。

 

写真を撮っていてもつくづく思うんですが、ある程度までは解像「感」の方が大事なんですよ。オリンパスみたいなメーカーはそこを狙って、実際には解像していないものを解像しているように見せるなんていうトリック的なデジタル技術をよく開発しておりますが、実際に解像しているかどうかと解像している感じがするなぁ、っていうのは微妙に違う問題なもので、あんまり細かいことを気にしない方にはよく効いちゃいます。
あちらはあちらで一定のファンが付いているようですので、まあ近いようで遠い世界の出来事なんだなぁと思うばかりであります。一眼レフに勝った! みたいな大きな言葉で宣伝しているカメラのサンプル写真が、いきなり解像以前に「ピントが来てないけど大丈夫?」 っていうものだったりするので、完全に価値観が違うんだなと思うしかありません。

その点、ソニーの一連のカメラおよびセンサーは愚直なまでに解像させて来ます。そのあたりが私個人もキヤノンから乗り換えた大きな理由であります。飽くまで私の目で見てなんですが、キヤノンは5DIIIで急に現在の方向に転換しまして、1ピクセルまでキリキリ解像させず、ごろっと線の太い方向に舵を切ったので「これじゃちょっと」と乗り換えました。今はツァイスレンズ+ソニーセンサーで幸せです。非常に繊細で細かい絵を撮らせてくれるので、私の写真の方向性にぴったりなんです。

撮っている時の気分って、すごく大切ですよね。あんまりカメラオタクみたいになっちゃうのもアレなんですが、RX10は絶対的な性能どうこうより、とにかく持っていて気持ちが良いカメラ、撮っていて楽しいカメラなので好きなんです。RX100シリーズとはまたちょっと違う面白さがあるカメラですね。Manfrottoの三脚と通じる、なんでかナデナデしたくなる良い形なんですよ。

だいたいカメラが重いっていう人は、どんな小型のカメラを持たせても「重い!」って言いますからね……(ボソリ

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