トリミングならではの卑怯プレー

 最近常滑は延々と快晴の日が続いておりまして、外で写真を撮らないと損! という感じで毎日あちこちへでかけては写真を撮っています。インスタ向け4:5撮りはあれこれやった挙げ句、まあ4:3で撮るのが一番近くてええな、ということになりましたが、気をつけて撮れば2:3表示で撮ってもまあ大丈夫そう、という「これまであれこれやったのは何だったんだ」的な結論に達しました。

人物撮り研究会第2回は11月25日(土)

 今回はわたくし9時から撮影が入っているもんですから、12時から同じスタジオで開催いたしましょう。スタジオはまだ決定していないのですが、決まり次第お知らせしますね。名古屋市内です。物凄い人数がいきなり集まるとアレなので、一応事前にDiscordなりメールなりで参加表明をお願いします。楽しいですよ。

 また毎回一人くらい有償の被写体さんを呼ぶか~、と思っているので、そちらでも「この方良いんじゃないか」というリクエストがあれば教えてください。インスタ経由で交渉します。

さて

 最近、取材的なニュアンスが強い常滑撮りをしているもんですから、持ち歩く画角にもちょっと変化が訪れました。

 端的にいえば広角ズームを結構な確率で持ち運んでいます。

 お店やなんかの内観を撮る事が結構あり、さらに4:5表示することを前提にしており、可能ならスマホ対応で縦写真のほうが大きく見せられることまで考えると、けっこう広角のレンズでないと辛いことが多いんですね。

 なんでもかんでも広く写せば良いかというと、それはそれで情報量が増えすぎるといいますか、お店なんかを撮るとひとつひとつのオブジェクトの面積が小さくなりすぎてアレなこともあるのですが、まあ広角ズームを持っておくのは安心感もあるのでそうしております。

 たとえば24mmで撮れば、店舗の内観を縦で撮ることも可能ではあるのですが、超広角を使えば、後からどのみちトリミングせざるを得ないことも合わせて考えると、撮影時に縦方向のパースがつかないように撮っておいて都合の良いところを切り出す卑怯プレーが出来ます。

 たとえば↑この写真、2:3で撮ったものをそのまま出力しているのですが、これを4:5で出力する場合、真ん中のスクエアに近い領域を切り抜くことになります。

 写真に写っている真ん中の部分を使いたいとして、撮影時点で画面の真ん中に使用したい部分を入れて撮ると、レンズを上に向けて撮るとパースがついて上すぼまりになってしまいますよね。

 ↑たとえばこんな感じ。上に向ければパースが付いてしまいます。

 これを避けるために、最初の写真のようにレンズを水平にしてパースがつかないように撮っておき、トリミング時に都合の良いところだけ使っちゃおう、というのが今日ご紹介する卑怯プレーです。

 ええ、こんな↑感じで、1枚目は撮影時のアスペクト比2:3で、2枚めがそこから4:5で都合の良いところを切り出すろこと、3枚めが切り出したところです。垂直方向のパースがない状態で撮り、そのままパース補正をせずとも垂直のラインが整った写真が出力出来ました。

 これ修行としてはどうなのかよく分かりませんが、仕事ではやる機会もあるかもしれません。仕事の撮影では「とにかく用途に合った写真を最短距離で作ること」が目標ですからね。2:3で撮って2:3の写真を出力する際も同じことが出来ないわけではありませんが、今回のキモは長辺方向に短くなるのが分かっている出力アスペクト比が決定しているので、短辺側の画素数は活かしつつ、ちょっと楽をしようという話なので、画質は低下していません。

 たまにはこういう卑怯プレーも楽しいといいますか、パースを理解していないとそもそもこれをやろうと思わないので、写真とパース、画角はコアの部分で強く結びついているんであります。機会があれば試してみてくださいね。

 それではまた。

どうも管理人です! プロフィールが新しくなりました。項目ざくざくご入力くださいね~
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