ないものはない、無理なもんは無理

 こんにちは。今日はコロナワクチンの副反応で微妙に頭痛が残っているのですが、それ以外は快調で元気に農村散歩スナップしつつ、あれこれ思索を巡らせておりました。

 佐々木俊尚さんというジャーナリストの方がnoteで紹介されていた「天才たちの習慣」という書籍の話で、ヘミングウェイなんかが午前中に小説を書いていたというので「なるほどなあ」と思うところがありました。午前中に事務作業をしたりあれこれテキストに関わる仕事をすると、異様に捗ることがあるんですよね。

 散歩してスナップして、というのはそれはそれで脳を整理する役割があるので、一人ブレインストーミングみたいな形で良いものですが、スナップはべつに午前中にしなければならないこともなく、なんなら夕暮れを狙っても良いので午前中は家なり車中なりで文章を書くようにしたほうが良いのかもしれない、と思いました。

 なにせ創作で文章を書くのは脳の特殊な領域を使うらしく、技術解説系の文章は仕事でも編集者が驚くほどのスピードで書けるのですが、小説となると筆の進みがおっそろしく遅くなります。書き出すことすら出来ない人が小説家志望に沢山いるというのは自分が実際にチャレンジする側になってみるとよく分かるんですよね。

 Twitterで偶然流れてきたのだと思うのですが、ショートショートを書いてSNSで流している人がいらっしゃいまして、そういえば子供の頃ショートショートを、というか星新一の文庫本をたくさん読みふけったなあ、というのを思い出しまして、小説は短編から書いてみると良いよとよく言われるのをさらにショートショートでやってみるのも面白いかもな、と思いました。ショートショートというのは、通常の短編よりもさらに短い、日本語でいうと掌編というやつですね。原稿用紙で1~数枚レベルのもの。

 星新一はSF要素もあり、貪るように読みましたが、書き慣れるためにSFを問わずショートショートに取り組んでみるのも良さそうです。

さて

 先日、海辺で写真を撮っている時、「こいつぁ無理なやつだなあ」と思ったものをご紹介いたしましょう。

 1枚めがまあ適性な露出にしたもので、水平線と空が溶けて繋がってしまっています。

 2枚目はRAW現像時に1段だったか暗くしてなんとか境界線が見えるようにしたのですが、これRAW現像時のパラメーターをどういじくっても、空と水平線あたりの界面は色も明るさも似たようなものなので、境界が出ないんですよね。正確には境界が出るようにいじくるのが難しいんであります。せめて色が違っていればなんとかやりようがあるのですが。

 こうなってしまったらもう範囲指定をして強制的に明るさを変えて境界を見せるしかありません。

 わざとらしくなるギリギリを狙って空だけグラデーションツールで範囲指定をし、ハイライトを20下げて境界線を作りました。

 まあ主題は手前の海岸に勝手にあれこれ置いて作られた合法かどうかも怪しい遊具群なので、別に水平線が見えなくても気にする人はほぼいないと思うのですが、これ撮る時点で「無理だろうな」と気づいたのであれば、水平線が入らない構図にするなりして逃げておくのが良いでしょう。

 スナップはこんな風に厳しい状況になることがあり、それを克服したり「無理無理」と上手く諦めたり回避したり、というパターンを学習させてくれる良い場でもあるので、皆さんもどんどん素振りして楽しんでくださいね。

 それではまた。

どうも管理人です! プロフィールが新しくなりました。項目ざくざくご入力くださいね~
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