こんにちは。今日は昨日のプールの疲れが出ていますが、先週の夏バテと比べると全然楽だなあ。
急に喉が痛くなって、すわここから噂のコロナ喉激痛に行くのかと身構えているとシュッと治ったりして体長もとい体調が不安定ですが、季節の変わり目だからしょうがないですね。昨日から急にくしゃみがでたりしているのも、どちらかというと花粉なんかより気温、湿度の変化による影響のほうが大きそう。
さて
ご近所でカメラマン業を営んでおられる爾見(しかみ)さんという方と知り合いまして、職業カメラマンの仕事が世間からどんどん忘れられていくといいますか、スマホでいいじゃんに対抗しないとまずいですよ、というので、じゃあ地元のカメラマンで集まって職業カメラマンに依頼する意味、その写真の価値というのを知らせる活動でもしてみるか、という話になりました。
私としては職業カメラマンにブツ撮り仕事を頂いてちょっと復帰したようなところはありますが、職業カメラマンの度合いは東京時代からそもそも減っており、講師のプロとしてどう皆さんを鍛えるかというところに主眼が移っているものの、そうはいっても職業カメラマンとして食わせてもらってきた恩もありますから、スマホでパッと撮るのと何が違うのか知らせる活動をYouTubeでやるのも悪くないなと思っています。
どれくらいの意気なのか
まあそうはいっても、私がお願いしてカメラマン諸氏にあれこれやってもらうのも変な話ですから、参加する人たちの気合が足りないとこの企画もすぐポシャるとは思うのですが、一番おもしろそうなのは、同じ被写体を違うカメラマンに本気で撮ってもらうことです。
私のYouTubeの視聴者の皆さんがいくら写真をやる人メインだといっても、その人達もプロではないので職業カメラマンに対してはほぼ世間の感覚と変わりなく、どちらかといえば写真を発注する側に立つ可能性が高いわけで、受注することはそうそうないでしょう。
であれば、その発注する可能性のある側の人たちに向かって、「プロが撮るとこうステキになるよ」「カメラマンによってこう違うよ」というのを本気で見せていかないと何も面白くないと思うんですよね。身内ノリの座談会なんてされても、「誰だこいつら」「で、撮れんの?」って思われて終わりじゃないでしょうか。少なくとも私は写真業界であろうがなかろうが、YouTubeで知らない人が対談なんてやっていたらそういう目で見ちゃいます。
また同時に、そこでパフォーマンスを発揮出来ないプロも出てしまうかもしれませんが、それは仕方がないんではないかと思います。要は素人相手にハッタリが効かないようなプロだとバレてしまっても、そりゃしょうがないだろうなと思うんですね。そういう意味ではたいへん恐ろしい企画だなと思います。
でも自称プロで写真を出さず、聞きかじってきた「プロはこうだった」を自分の経験みたいにSNSで流してマウントを取ろうとする人もたくさんいるご時世、そういうのはプロのカメラマンに対する変なあこがれがあるからこそなのだろうと思いますが、変な幻想ではなく、等身大の職業カメラマンがサッと仕事をして美しい写真を撮って見せることに意味があると思うんですよね。
見方
また同時に、協会プロジェクトが上手く進めばの話ではありますが、写真の見方レクチャーも職業カメラマンの仕事を使い、視聴者向けにやっていきたいですね。
芸術写真に限らず、なんでこの写真が広告に使われているんだ? なんでこの構図になっているんだ? みたいなことって当事者間では当たり前になっていることが、消費者側に回ると全然分からなかったりします。というか、構図が働いているおかげで見やすい写真になっていること自体、気づかれない方が偉いわけで、そこをあえて解説する必要があると思うんですね。
ですから、職業カメラマン協会については、評論家的なポジションで関わると面白そうだなと考えています。
ぶら下がり禁物
昨日YouTubeにその旨話す動画を投下して以来、何人か問い合わせしてくれておりまして、ありがたいと思いつつ、早くも副業でストックフォトをやっているというおじさんから「プロの方の情報集め程度に、と思ったのですが」と言われたりなんかして、文章がちょっとわかりにくいので意図を取り違えている可能性もありますが、ああこの人はプロの中に混じって情報収集をタダでさせてもらうつもりで来たのか、というのが分かって少しですがうんざりしてしまいました。まだスタートしてもいないのに。
ひょっとすると自分が持っている情報をプロの方にどうぞ、と提供するつもりだったと読めないこともないのですが、その前段で自分は技術のある方ではないとおっしゃっているのでその可能性は低そうなんですよね。ストックフォトの情報提供をするつもりだったのかなあ。そういう善意もあるかもしれませんが、YouTubeでそういう方向性の話はしていないので、どのみちアレでした。
そのうち入団テストじゃないですが何かしら足切りシステムは必要になってくるのかもしれません。まあそれも協会が大きくなったらの話ですから、今から心配しても仕方ないですね。
虎の穴の皆さんは参加費を払って虎の穴に参加してくださっているので、遠慮なき質問権、参加権が当然付与されているわけですが、協会というのは参加するだけで何かをもらえる場じゃないですよね。労働組合なんかを見ても分かるように、得られるものと失うものが必ずあります。フリーランスなのでそのあたりは参加表明時点で分かっていてくださいね、という思いはあります。
その延長で、プロなんだけど下手な人に対して、どうすれば良いのか問題もあります。
協会は指導の場ではなく、曲がりなりにもプロでやっている人に対して私が指導するということはおこがましいのでやりませんが、そうはいってもお前これどうしたんだよ、という写真を撮ってくるプロっているんですよね。

それなら撮らない(公開しない)方がマシなので、インスタなんかも審査対象になっちゃいます。
陰口になっちゃいけませんが、社員雇用された状態でクリエイティビティより肉体労働度の高い仕事をしているプロの場合、写真の質が問われず、ただ写ってらーという写真を垂れ流しながら撮影会に行って「俺プロだからさあ」と先生風を吹かせたりする人がけっこうおりまして、そういう人が入ってきちゃった時にズバッと指摘すべきかなのか、どうか。
指摘すると妬みパワー炸裂でえらいことになったりするので、そこもやはり入団テストをするべきなのかもしれません。協会を「凄い技術集団」に育てたいのだとすれば、内部でビシバシ切磋琢磨していく必要がありますからね。入団の時点でプロだとすると、たいていはもう変な癖が修正不可能についているので、教育もへったくれもないんではないかと思いますし。指摘されても全く聞けない人が多いんですよね。こういうのは早いうちにやらないといかんのだなと常々思います。
むしろ真摯なプロほど、「自分の写真はこれで良いんだろうか」と意見を聞きたがっているくらいです。お客さんは指摘してくれませんから。その恐さを知っている人は、自ら大丈夫だろうか? 大丈夫だろうか? と反省しながら進むので、そもそも変な癖がつきにくいんであります。
というような世知辛い話もありますが、職業として取り組んでいるからこそ本気になれる部分は多々あります。私もブツ撮り依頼をいただいたおかげで静物写真をネチネチ撮りまして、以前依頼で撮った時からの知識や経験の積み上げがそのまま活かせてやっぱり仕事だからこそ楽しい部分はあるなあ、と思っているところです。
皆さんも可能なら依頼を請けて撮る経験をして頂くと、より撮影にハリが出て良いかもしれませんよ。そうすると評価の軸が自分だけでなくなって、むしろ楽になるところもあったりします。
それではまた。