こんばんは。今日は気づいたら火曜になっておりました。一昨日から日、月と撮影をしていたので、感覚的には土、日っぽかったので変な感じ。
そして新たに遊び用レンズが届いたのに外は嵐! 明日は晴れるというので外で撮って来ようと思います。楽しみ。
さて
ようやくネコチャン写真を14枚まで絞り込みまして、それをA3にプリントしておりました。
いきなりA3で本番プリントするのは恐ろしいので、ちょうど手元にあった同じEPSONクリスピアという紙の2Lサイズで試し刷りいたしまして、やっぱりモニターをキャリブレーションしてもプリンターはプリンターで勝手に色がずれるのは致し方なくちょちょっと微調整してプリントしました。本当はプリンターもキャリブレーションしたいところですが、プリンターのキャリブレーションが出来る装置ってお高いのでパス! 目測で合わせることにしています。
ただ、何をどうやったところで、結局どうしても完璧に同じにはならないんですよね。それは原稿すなわち写真の表示方式が根本から違うから。
反射と透過
写真は面白いもので、ごく初期のダゲレオタイプより後は基本的に透過するもの、ガラスやフィルムに写真をいったん焼き付けるのが常であります。光を透過する原稿越しに光を当て、その向こうにある印画紙やなんかに焼き付けて最終的な成果物を作りますし、逆にいえばダゲレオタイプは透過しないので、当時は複製を作ることが出来ませんでした。それじゃ絵画に対してアドバンテージが飛躍的に大きいとまでいえません。
だから写真が爆発的に普及したのは複写が利く透過原稿になってからです。
https://4tographique.wordpress.com/category/daguerreotype-%E3%83%80%E3%82%B2%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97/basic-info-on-making-daguerreotypes-%EF%BC%88%E3%83%80%E3%82%B2%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97%E5%88%B6%E4%BD%9C%E3%81%AE%E5%9F%BA%E6%9C%AC%EF%BC%89
実際にダゲレオタイプをやっている方がいらっしゃいました。凄い。
このように、昔はポジ(リバーサル)でもネガでも、写真って光が透ける透過原稿が当たり前でしたし、現代の我々が使っている液晶モニターも、それ自体が発光して私達の方に向かって光を放つので透過原稿に近いなと思います。
ところが、印刷物は稀にフィルム印刷みたいな特殊なものもありますが、ほとんどが反射原稿なんですよね。
反射原稿とは私達がよく目にする紙に印刷されたものでありまして(ちょっとトートロジーじみていますね)、それ自体が光を透過することなく、光の反射のみで見るもののこと。
フィルムもデジタルも、この透過原稿を使って反射のみで見る紙に印刷する、というのが、けっこう大きな変換点だよなあ、というのを、わたくし紙にプリントする度に「そういやそうだよね」と思い出すんであります。
違い
何が違うって一番違うのは、反射原稿って光が透けないので、黒はビシッと締まって見えて渋くなるのですが、白は紙の白さが限界になるので、キラッとしにくいんですよね。明るいな、という表現の明るさの限界が紙の白になってしまうので、なんというか抜けが悪く見えます。黄色い紙を使えば白も黄色になります。このあたり、けっこうガラッと考え方を変えないといけません。
つまり印刷を前提に写真を撮っている場合、写真の一番明るいところ、なんとなれば白飛びしているところがようやく本当にインクが乗っていない白になるわけで、それがパソコンのモニターでデジタル写真を眺めていると反射原稿よりもより明るく見えてしまい、印刷した時にどろーんと暗いデータを作りがちです。
一言でまとめると白の印象が印刷するとガラッと変わってしまうので、ちょいちょいプリントして「そういえば」と確かめながら撮るのが、最終的に印刷を前提として撮る、特に作品志向の強いお友達はマストです!
今の時代、印刷した状態かモニターで表示した状態か、どちらが真の写真なのかみたいな話は「どっちもアリだよねえ……」という時代になっていると思いますが、作品の場合はたいていプリントがベースになりますからね。
というわけでまた。
