錯視問題

 こんにちは。今日も暑くなりそうですね。

 最近、キットレンズ見直し期間に入っており結構楽しんでいます。特にニコンやオリンパスのキットレンズは本気で作り込んでいるので、どこを伸ばしてどこを犠牲にするか、限られたリソースをどう配分するかが分かって面白いですねえ。

 どうも標準ズームの焦点域の場合、カメラを買ったばかりのユーザーは広角を使いたがる傾向が強いのに、リソースがより多く取られるのは広角側の描写(特に周辺)らしく、そこをどう良い感じに持っていくか、と同時に望遠もそこそこ写ってくれないと困るのよね、というのでどう犠牲を最小限に食い止めるか、みたいな優先順位で作ることが多そう、というのは私の勝手な予想ですが、たぶん大きくハズレることはないでしょう。

 こういうのって、メーカーに表立って聞いたところで「いえいえ、すべての焦点域で良い感じになるよう高度のバランスで」みたいなつまんない答えがかえってきちゃうので、ユーザー側が製品から勝手に推測していく方が面白いですわ。

 SNSの類で、元カメラメーカーのエンジニアという人がごにょごにょ出自をごまかしながら解説している動画があったりしますが、ああいうのはエンジニアリングに偏っていて写りの感性の部分に踏み込んでいるのはあまり見かけないんですよね。エンジニアリングと感性の交差するのが、カメラという機械を使う写真ならではの面白みだなと思います。

さて

 秘密ブログで扱ったことがあったようななかったような気がする錯視の問題を今日はやりましょう。

 錯視、それは写真の世界では「本当は正しく水平、垂直が取れているのに、そう見えなくなっちゃう」が代表的と思います。

 昨日、OMDSのE-P7で撮ってきた写真を見ていただきましょう。

 この写真、どうも水平線の右側が上がっているような気がしませんか? わたくし出かけた先で額縁が壁にかけられていると、その水平が気になって仕方がないくらい毎日水平垂直を気にして暮らしておりまして、この写真もちょっと気持ちがわるいなと思います。

 ところが、LightroomでいうところのRキーを押し、角度補正するかと思ったところ、下記の状態で表示されました。

 ええ、水平線のすぐ下のグリッドラインと水平線、ほぼ平行なんですよね!

 ということは、カメラは地球に対して正しく水平にセット出来ており、水平線は正しく撮影出来ているのですが、水平に「見えない」状態であるということ。

 その理由はかんたん、灯台から続く堤防が右下がりに写り込んでおり、そのおかげで半端に角度が付いている水平線が逆に右上がりに見えているのです。これは錯視のせいですね。

錯視を起こさせるようなものは避けるのも吉

 今回のカット、表に出すのはパスしようかなあ、なんていうふうに思います。

 どうしてもこの写真を表に出すほどの理由があるわけでもなし、うわっ水平に見えなくて気持ち悪い、と思わせちゃうくらいなら、私が立ち位置を変え、角度を変えて撮影するか、使わないかのどちらかで良いなと思います。もっと遡れば「撮らない」というのもアリですね。

 私のところは海が近いので、常に水平線がよく言えば指標、悪くいえば常に水平を意識させる邪魔な被写体として写り込んできます。

 これを利用するもしないも撮る側の自由ですので、海っぺりで撮る際はちょっと気にしてみてくださいね。

 それではまた。

どうも管理人です! プロフィールが新しくなりました。項目ざくざくご入力くださいね~
投稿を作成しました 2152

コメントを残す

関連投稿

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る