パートカラー・その1
パートカラーという飛び道具をご存知でしょうか? たまにやると目を引く、そんな一発芸です。
RX100に限らず、最近のデジカメにはけっこうな確率で搭載されておりまして、要は選んだ色以外を消すというものです。赤を選べば赤以外が消え、青を選べば青以外の色がなくなります。
どっちも良い塩梅で気持ち悪いですね。
このパートカラー、RX100の内部現像でやるのも勿論アリなんですが、RAWで撮ってきた画像に施したくなる時もありますよね。そういう時はLightroomの現像モード、HSLでやれば良いんです。
ここです。
Photoshopに持って行って白黒調整レイヤーを掛けてちまちま出来ない事もないのですが、Lightroomで現像段階でHSLを利用すれば、今日の作例みたいにきれいにパートカラーが出来ます。
残したい色以外、ぜんぶ彩度を下げれば良いんです。アホみたいに簡単でしょ。
何もこのHSL、別にパートカラーをやるためだけのものではなくって、各色の色相、彩度、輝度を細かく設定できるもので、突き詰めてカラー写真をやるには大変便利なんですが、まぁRX100のスナップ写真でそこまで根を詰めるのもなにかなと思いますので、わたくし個人としてはRX100で撮った写真をいじるときはパートカラーをやる時くらいしかタッチしません。
HSLって書いてあるところの2つ右に「B&W」ってありますよね。ここはモノクロ写真にした時に、元となっているカラー情報から、各色の明るさを変えてカラーフィルターを掛けた効果を出してくれるものです。これもそのうちやりましょう。
パートカラーの作例、他にはこんな感じ。もちろんRX100で撮っています。
いやほんと、一発芸なのですぐに飽きるんですよね。
最後に一枚、昨日アップした、もうちょっとだけ難易度の高いパートカラー写真です。
パートカラー化された後だと分かりにくいのですが、単にカメラ内でパートカラー指定したり、LightroomのHSLで指定するだけではパートカラーに出来ない写真をパートカラー化するテクニックもあります。それはまた今度やりましょう。