こんばんは。今日は気圧が急激に変化したせいか、朝から昼過ぎまではなかなかの目眩でグラグラしておりましたが、不思議と気持ち悪くはならず、ふわふわっとした不思議な気分でやっております。19時現在もふわふわ感がちょっと残っていますが、昨日と比べるとまー楽なこと!
Pergearという代理店から、Viltroxという中国メーカーのレンズがやってきまして、それの試用を開始しました。24mmをスナップで使うってけっこう特殊かも。
しかも人混みにいって森山大道先生ごっこをしないで使う24mm、落ち着きません。
写り的にはお値段なり、造りはお値段以上という感じで、初めてのレンズでZ単焦点高くて重いんだよ、という人にはちょうど良いチョイスになるんじゃないかなあ。
さて
課題として出しておりました「暑苦しい」の写真をお送りしましょう。
動画内でもお話していた通り、暑苦しさを感じさせる要素って一体なんだろう、と分解してみると、被写体の暑苦しさを度外視すれば「赤め」「暗め」「みっちり構図」というあたりが暑苦しさを増強するような気がしますね。もちろん写っているものの暑苦しさにかなうものはないのですが、技術論としては被写体パワー以外の部分でどうテクく撮るか、それを事前に分析として引き出しにしておけるかが大事なので、分析は常に怠れません。
またモノクロで撮ったものについては、案外なくらい「べつに暑苦しいっていう感じがしないなあ」と思いました。ただ雲がもこもこ写ってらー、まあ夏でしょうね、という程度のものでぜんぜん伝わってきません。
この、実際に撮影していた時に暑かったかどうかと切り離されてしまうというのは、モノクロの色を捨ててしまうからこそ起きる抽象化のせいなのかなあ、という感じがして面白い発見でした。
みっちり構図
画面を埋めるような構図の作り方も、普段はあまりやらないのですが暑苦しいの「苦しい」をサポートする演出としてアリだな、と思いました。
夕暮れパワー
そして最終的に、夕暮れ時の赤い太陽光を使って撮った写真が、結局は一番暑苦しかったように思います。
これらの写真は夕暮れパワー&アンダーめ、シャドー成分多めですね。
まとめ
そんなこんなで、最終的にはこういうテクの部分よりも「暑い!」という気持ち、そもそもそういうシチュエーションに身を置き、「暑さを伝えたい!」と心にフラグを立てることが何より重要なんですよね。
私もあちこちに撮りに行っては漫然ときれいに撮っちゃう癖があるのですが、それってウラジオストク写真みたいに後からまとまんないんです。下手をすると、しっかり観光写真を撮ろう、みたいに軸を立てている写真のほうがよほどマシだなという気がするんですね。
皆さんの中には目的を持って撮らないとまずい方も、ただ撮るのが楽しい、撮る能力を鍛えたい方も両方いらっしゃるので方向はおまかせしますが、ただ撮るのも、方向性を決めてそれに沿って撮るのも、やっぱり両方大事です。
課題ではどちらも織り交ぜていこうと思っていますので、時間と状況の許す限りご参加くださいね。
それではまた!